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Trio Fattoruso
050号(2001年9月)
トリオ・ファットルーソ
『トリオ・ファットルーソ』
Big World/BW2025(アメリカ盤)
2001年発売
ウーゴ・ファットルーソ(キーボード)
フランシスコ・ファットルーソ(エレクトリック・ベース)
ホルヘ・オスバルド・ファットルーソ(ドラムス)
   
amazon.co.jp @tower.jp
 1959年、ウルグアイ。16歳のウーゴ少年の旅の始まりは、父親(バケツ・ベース)と弟(ドラム)とで組んだジャズ・トリオ。リヴァプール仕立てのスーツで中南米諸国を巡り、サイケなシャツに飽きた頃にはニューヨーク。それから今日まで彼のピアノと音楽は世界中の人々に愛され続けて来た。
 2001年、このマエストロの新たな旅は再び故郷から、同じ名前のジャズ・トリオで始まった。長らく旅の道連れだった弟・オスバルドのコシの強いドラムスに今度は、ウーゴの息子・フランシスコが5弦エレキ・ベースで加わるが、これが非常に上手い(ギターも弾くが、こちらもハイテク)。そこにウーゴの独特な音色のキーボードが溶け込み、えも言われぬサウンド。カバー曲やポップなオリジナルも美しい。が、大事なのは、それらも含め全曲がダビング無しの一発録り。そう、これは最新の、上質で、何よりウーゴとその家族が心から楽しんでいるジャズなのだ。さあ、一緒に旅に出よう!(松本トシアキ)
 中南米音楽の社長、ケペル木村氏も敬愛するピアニスト、ウーゴ・ファットルーソは、ブラジルの隣国、ウルグアイの人。
 60年代にはビートルズの影響を強く受けた“ロス・シェイカーズ”というバンド(今聞くと相当可笑しいですな)で一世を風靡。そして70年代後半には、プログレシッヴ・ジャズ・バンド(?)“オパ”を結成、北アメリカ進出に成功し、その後も世界中の色々な音楽家のサポートをするなど、輝かしいキャリアを持っている人で、そのピアノプレイは正にマエストロと呼ぶに相応しいものだと思います。
 そしてこのアルバムは、他のどこでも聴けないエレクトリック・ジャズ(と言っても柔らかいサウンドです)の逸品です。素晴らしい!
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